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天井の高さ

2015.03.24

こんにちは。
先日、名古屋で竣工した『i-works2.0』の見学会に参加してきました。
今回は外観だけでなく、中もしっかりと見学することができました。
『i-works』は規格型の住宅ですので、外観や間取りは基本的に同じとなっています。
外観で違うのは、壁等の色や外構・植栽くらいでした。
間取りは和室を洋室にしたり、トイレを減らして収納にしたり等の軽微は変更ができる様です。

さて、今回見学をさせて頂いたのは、「建築家の伊礼さん(このi-worksを設計した人)が仰っていた、『良い家とする為の3つのポイント』を実際に体感する事」が大きな目的になります。
その3つのポイントとは、『天井高を低く抑える』・『窓を減らす』・『照明は天井に設けない』です。

今日はその内の「天井高」について感じた事を書きたいと思います。

多くの方にとって、天井の高さは高ければ高いほど開放的で広く感じると思います。
その為、設計をしている際に天井の高さを下げたいという要望は聞いたことはありませんが、出来るだけ高くしたいという要望はちょいちょいと伺います。
今回見学したi-worksの天井高は2.15mで、手をめいっぱい上げると天井に届くくらいの高さでした。
数字だけを見ていた時には、天井が低すぎるんじゃないの?という印象でしたが、実際に建物の中に入ってみるとその数字から受ける様な低さや圧迫感は全くなく、程よい高さでとても居心地の良いスペースとなっていました。
i-worksは延べ床面積が30坪を切るくらいの、どちらかと言えば小さい住宅なのですが、中はその様な狭さが無く、家族が丁度良い距離で生活できる、接することができる、理想的な広さでした。
恐らくこの家のサイズで天井高をもっと高くしてしまうと、横(幅)に対して縦(高さ)が大きくなりすぎてしまい、狭いという印象を受けてしまっていたかと思いますが、部屋のサイズと天井の高さのバランスが良ければ、このi-worksの様に丁度良い広さに感じることができ、狭いという印象を与えることなく快適な空間とする事ができます。

住宅を設計する際には、部屋のサイズと天井の高さのバランスが大切ですね。

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