こんにちは。
先日、天井の高さについて書いてみましたが、今回は窓の数についてです。

設計の打合せをしていますと、「部屋をとにかく明るくしたい！」というようなご要望も良く耳にします。
明るい部屋は確かに快適で、気持ちの上でも明るくなるような気がしますので、その様な部屋にしたいという要望も良く分かります。
ただ、窓の数を増やして光を取り込みやすくすれば良いかといえばそうでもないと思います。

『窓』にはいくつかの目的があります。
・外を見る・眺める → 視認
・光を取り込む → 採光
・風を取り込む → 通風
・通り抜ける → 通行（掃き出し窓等の大きな窓の場合）

これらの目的を考えながら窓を配置しないと、外から中が丸見えになってしまったり、西日がサンサンと降り注いでしまったり、困ったことになってしまいます。
良い住宅とするための３つのポイントの１つに『窓を減らす』とありましたが、窓の目的をしっかりと検討した上で配置していけば必然的に無駄に数を増やすこともなく、住宅工事費用の削減にもつながるのではないでしょうか。