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風通しを考慮したリフォームで快適さが向上

2017.05.08

住みやすさを左右する風通しについて


 

住宅をリフォームする際、窓については部屋のデザインや採光、眺望にまずこだわりたくなりますが、もう一つ忘れてはいけないことがあります。
それは、住まいの通気性についてです。
窓は、住宅内に新鮮な外気をもたらすと同時に、室内の汚れた空気を排出する換気の役割があります。
窓の工夫で住宅内の風通しの良し悪しは変わるので、デザインや採光のことだけを重視したリフォームは感心しません。
風通しが悪い住宅は、結露を招いて家の劣化を早めたり、カビやダニが発生して人の健康にも悪影響を与えるので、人が住むうえでは重要なポイントになります。
何度もリフォームする必要がないように、一度のリフォームで風通しが良い間取りや窓の配置を考えましょう。

 

 

風通しを良くするリフォーム


 

勘違いしやすいのは、風通しを良くするには窓を大きくすれば良いと考えることです。
実は、窓の大きさと風通しの良さには、あまり相関関係がありません。
風通しが良い窓の配置とは、通気の出口と入口が向き合った場所にあることです。
風の通り道となる場所に、窓が向かい合った状態で設けるのが理想です。
しかし、風の通り道の途中に、風の流れを遮る部分があったのでは意味がなくなるので、風が一直線に通り抜け得る流れを意識するようにしましょう。
また、窓の高さも重要です。
暖かい空気は上に上がっていくため、高い位置に天窓や欄間窓を設けると、こもった空気を室外に排出できるだけでなく、採光もできます。
窓をリフォームする際に、シーリングファンを設置するのもおすすめです。
最近では、インテリアとしての設置例が増えていますが、シーリングファンは天井に取り付ける扇風機と同様の機能を持つ設備で、こもった空気をかき混ぜて散らす効果があります。
シーリングファンは冷房や暖房の効率を上げるので、省エネ効果も期待できます。
住宅リフォームをする際には、風通しが良い窓の配置を考慮して、快適に暮らせる住まいを実現しましょう。

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