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造成設計

2015.04.02

今、造成設計やってます。
開発物件の設計です。
造成でいう『開発』というのは、簡単に言うと建物を建てる為に広い土地(愛知県は基本500㎡以上)を整備することです。
500㎡(約151坪)以上ですので、個人の宅地というよりは分譲住宅等、いくつもの宅地をまとめて整備する計画であることが多いですね。
造成設計は、単純なものだと敷地の整地や敷地周りの土留(ブロック積や擁壁など)の計画で済むんですが、敷地の規模によっては単純に整地をするだけではなく、道路を新しく計画したり、その道路に上下水道やガス管を新設したり、公園を新設したりと、内容が盛りだくさんになっていきますので、いろいろと調整を図っていく必要が出てきます。
小さくて平らな土地であれば計画ややこしくはないのですが、丘陵地など斜面が多い土地は高低差も大きくなりますので、各宅地の地盤高をどのように設定するか、新設する道路をどの様な形状にするか、勾配はどの程度にするか、雨の日に降った雨水はどのルートで放流するか等、検討する要素も盛りだくさんです。
整地する際に動かす土の量(切土・盛土)も重要で、動かし過ぎるとその分コストがかさんでしまい、建設費を圧迫してしまいますので、そのさじ加減が重要です。

分譲宅地などを見に行くと、きれいに整備された宅地が出来上がっていますが、実はいろいろな事を検討した上で設計がなされているんですね。
また、建物を建てる時には建物の費用だけでなく造成にかかる費用も大きく影響してきますので、造成工事を行う場合にはコストを抑えられる様に配慮できるといいですね。

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